しあわせになる携帯アドレス
着目するのは、隣の部屋との関係。
壁1枚しかないのか、収納や水回りをはさんで隣り合っているのかなど、音の伝わり方に大きく影響する。
情報誌に掲載されている物件は、決まってしまうのが異常に早い。
いい物件であればなおさらだ。
賢い部屋探しは情報誌で物件の大まかな傾向をつかみ、部屋探しは地元の不動産屋を地道に回る、というふうに特性を見抜いて活用することが肝心なのだ。
部屋探しの自分なりの条件も決まり、賃貸情報誌や間取り図の読み方・不動産用語についても研究した。
ここからは、いよいよ部屋探しの実践編だ。
部屋探しをするときにまず注意したいのが、不動産屋の選び方だ。
不動産屋といっても、ピンからキリまである。
数ある不動産屋の中から、自分の条件に合った部屋を探してくれる店を見つけ出すのは大変なことなのだ。
ここでは、まず不動産屋を選ぶポイントを押さえておこう。
住みたい地域や沿線を絞り、その範囲内で部屋探しをする、という人の場合は、特定の地域の物件情報に詳しい地元密着型や、沿線密着型の不動産屋がいい。
沿線密着型を狙うなら、急行停車駅の駅前に店を構えている不動産屋をチェックしてみよう。
特定の地域というよりも、家賃や間取りにこだわりがあって、首都圏全域で部屋を探したいという人であれば、各地に支店を持つ不動産会社が理想的だ。
「マンションよりアパートがいい」「ワンルームでなければダメ」「リロケーション物件を狙いたい」といった具体的な条件があれば、そうした物件に強い不動産屋を選ぶ。
賃貸情報誌を読み込んで、扱っている物件やアピールの度合いなどから、各不動産屋のカラーを知ることだ。
不動産屋の候補が出たら、部屋探しのモチベーション(動機づけ)をもう一度ハッキリきせておこう。
自分で住む部屋なのだから、不動産屋任せで適当にいい部屋を紹介してもらおう、といった姿勢ではろくな物件は見つからない。
どんどん不動産屋に働きかけて「必ずいい部屋を見つけだす!」という気構えで部屋探しに臨もう。
不動産屋への電話がつながったら、電話の声の調子や応対のしかたをチェックしよう。
「はい、△△不動産です」という具合に、社名を名乗るという当たり前のマナーさえわきまえていないような会社は遠慮なくパスしよう。
同じく、「やる気が感じられなど「必要以上に態度が横柄」「返事をしない」などのケースでも、ほかを当たったほうがいい。
1つの賃貸物件は、何も特定の不動産屋が独占しているわけではない。
複数の会社で取り扱っている場合が多いのだ。
であれば、なにも不快な思いをするのが最初からみえている不動産屋を利用することはない。
対応に問題がなければ、こちらの条件をまず伝える。
先の例とは逆になるが、条件を提示した途端に、あまりにもイージーに「あります!あります!」を連呼するような会社も危ない。
どんな部屋でも長所と短所があるのは、不動産業の常識だ。
そう簡単に条件にマッチした物件が転がっているはずはない。
ただし、この段階では、あまり細かい条件を出すのは控えたほうがいい。
せいぜい家賃、広さ、場所くらいにしておいて、あとは実際に不動産屋を訪問してから、物件の資料を見ながら詰めていくようにしたほうが能率的だ。
お薦めの不動産屋は、先に物件の短所をクリアにしたうえで来社を勧めるところ。
「お客さまのご希望のお家賃に合う物件はあります。
日当たりがあまりよくありません。
一度、お出でになって下見されてはいかがですか」といった返答は有望といえる。
部屋探しをうまく進めていくには、不動産屋の仕事の年間サイクルも知っておいたほうがいいだろう。
不動産業界が多忙を極めるのが、1〜3月の入学・就職・人事異動シーズンと、9〜10月の結婚、人事異動シーズンだ。
シーズンには物件も豊富に出回る代わりに、決まっていくスピードも早い。
これらの時期に部屋を探すのなら、短期集中型のスケジュールをしっかり立てて先手を打っていかないと希望の物件は次々に埋まっていってしまう。
余裕を持って部屋を探すなら、7〜8月、11〜12月がいい。
供給物件数は少ないものの、不動産屋のケアも丁寧だし、じっくり探すこともできる。
不動産屋を訪問するときに、まず気を付けたいのは服装だ。
不動産屋が客にどんな部屋を紹介するか判断するときの一番の基準は、生活が安定しているかどうか。
借り手の暮らし向きを計るうえで服装は重要なバロメーターとなっている。
不動産屋の担当者は人と会うのが仕事だ。
年間何百人という人を見てきているはず。
そうしたシビアな観察眼をクリアできないような服装は避けたほうがいい。
穴あきのジーンズや鋲の入ったブーツなど、日常生活に疑開を持たれるおそれのある服装はアウト。
ファッションで個性を主張する機会はほかにいくらでもある。
不動産屋はそういう場所ではないのだ。
では、不動産屋好きのするファッションとはどういうものか。
別に難しいことではない。
学生は学生らしく、サラリーマンはサラリーマンらしく、OLはOLらしくというと何やら中学校の校則のようだが、つまり「普通の人」に見えること。
大切である。
男性であれば、スーツの上下がベスト。
スーツでなくとも、ポロシャツにチノパンでも清潔感があればいい。
休日にスーツで、というのも見え見えなのでTPOを考えたナチュラルな服装を心がければいいだろう。
女性はスーツ、ブラウスにスカート、ワンピースなど、やはりごく当たり前の格好が望ましい。
服装と並んで、ひとり暮らしの部屋探しで気を付けたいのが「連れ」だ。
ハッキリ言って、異性の友人(彼もしくは彼女)と一緒に不動産屋を訪れるのは、それだけでマイナス材料になる。
ただし、「学生一人で行くと軽く見られた」との声もあるように、親との同行はOKだし、なぜなら、ひとりで住む部屋を探すのに第三者の意見を当てにしなければ判断できない、というのは困るからだ。
本人の優柔不断ぶりはよい印象を与えない。
ひとり暮らしの部屋探しで大事なのは、本人の明確な意思表示だ。
友人の指図で借り手の判断が二転三転するようだと、トラブルのもとになりはしないか、と不動産屋が最も嫌うパターンになる。
不動産屋(貸し主)が嫌うケースはもう一つある。
直接の借り手以外の人に部屋を使われることだ。
借り手にとっていくら大切な人でも、賃借の契約には無関係。
部屋を使う権利はない。
確かにいくらなんでも彼や彼女が不動産屋に同行したからといって、部屋を探すことを断られることはない。
好かれる客にはなり得ないということは頭に置いておいたほうがいいだろう。
では、不動産屋に好かれる客とは、どういうタイプなのか。
沿線や駅によって物件の供給量、家賃の相場は変わってくるので、住みたい沿線、駅の候補として3パターンくらいを用意しておくといいだろう。
駅からの距離も、歩ける範囲がいいのか、バス利用でもいいのかをハッキリさせておこう。
「どうあってもこの駅でなければ」というような条件だと、部屋探しに時間がかかってしまうこともあるのでご用心。
なんといっても、借りたい部屋のイメージがハッキリしている人だ。
不動産屋は、部屋を探している客の希望になるべくかなった部屋を提供したいと考えているものだ。
そのために大切なのは、客の希望条件がはっきりしていること。
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